NICKI COLOMBO
2016.12.16
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イタリアのファッション小物ブランド・NICKI COLOMBOを2回に分けてご紹介致します。
北イタリア・水の都として有名なヴェネツィアよりさらに北に位置するトレビーゾという都市。
ここにあるバドエーレという小さな町に工場はあります。
その歴史はとても古く、1895年にシルクを生産する工場としてスタートしました。
この町での初めての産業活動だったと工場の方はいいます。
1900年にシルクの需要が高まると他の工場を買収し、生産能力を拡大。
ミラノがあるロンバルディア州がさらに工業化されたことを受けて、
1940年前半に他の資産を閉鎖し、バドエーレへ投資を集中させることにしました。
この時、現在のような製織会社へと変わりました。
下記の写真に見える大きな広場はヴェネツィアの貴族 “Conti Badoer”にゆかりのある広場で、
ここにNICKI COLOMBOの会社が隣接しています。
イノベーションと挑戦は手織りの織機を使うことなのでは?と、
高品質・高価格な製品の開発を試みる顧客を見てきて、手織りの織機を復活させることを決意。
織機は何年も放置されてほこりがかぶっていましたが、
幸運にも時間が止まっていたかのように、とても良い状態だったそうです。
この1800年代の織機を使用して、現在も生地を手織しております。
下記が実際生地を織っているときの動画です。
このように職人の方々が時間を掛け丹精込めて、生地を織り製品を作っています。
そのためプライスは高めですが、クオリティーも素晴らしいです。
今では織物だけでなく、カシミアを使用したニット製品等も生産しております。
製品については次回詳しくご紹介いたします。